米住宅価格指数、1月は前年同月比6.3%上昇 8カ月ぶり伸び鈍化

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米連邦住宅金融局(FHFA)が26日発表した1月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で6.3%上昇と、2023年12月の6.7%から伸び率が鈍化した。昨年5月以来、8カ月ぶりの鈍化だった。

24年1月の前月比は0.1%低下。低下は1年5カ月ぶり。23年12月は0.1%上昇していた。

FHFA幹部のアンジュ・ヴァジャ氏は「価格の伸びは前年比で鈍化したものの、依然として歴史的な平均に近い」とコメントした。

前年比では全地域で価格が上昇。北東部の中部が8.7%、中部大西洋沿岸地域が8.6%、それぞれ大幅に上昇した。

米連邦準備理事会(FRB)が22年に利上げ局面を開始後、住宅ローン金利は約20年ぶりの高水準に上昇。住宅価格も上昇が続いてきた。

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