【インドネシア】スラウェシで再エネ開発へ、中国能源と協力[公益]

PLNインドネシア・パワーと中国能源建設は、スラウェシ島での大規模再エネ開発に向けた共同研究の実施で合意書を締結した=21日(PLN提供)

インドネシアの国営電力PLNは25日、スラウェシ島での大規模再生可能エネルギー開発で、発電子会社PLNインドネシア・パワーが中国国有発電所建設会社の中国能源建設(CEEC)と協力すると明らかにした。

PLNとCEECが21日に首都ジャカルタで開催したハイレベル・ビジネスミーティングで、スラウェシ島での包括的な再エネ開発に向けた共同研究を実施することで、PLNインドネシア・パワーとCEECが合意書を締結した。

PLNのダルマワン社長によると、政府とPLNは近く、最新の国家電力開発計画(RUKN)を発表する。その中で、水力・地熱発電(総容量32ギガワット)と太陽光・風力発電(同28ギガワット)からなる再エネエコシステムの構築が規定されるという。ダルマワン氏は、これらの電源開発に加え、再エネ資源の豊富な地域と電力の大需要地とを接続する、島間送電網の整備が急務になると指摘。RUKNの発表を前に、CEECと協力関係を結べたことは非常に重要だと述べた。

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