【韓国】ロッテ会長、EV充電器工場を視察[車両]

ロッテイノベートの子会社、EVシスの清州新工場を訪問したロッテグループの辛東彬会長(中央左)=韓国(同グループ提供)

韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長は25日、ロッテイノベート(旧ロッテ情報通信)子会社の電気自動車(EV)充電器メーカー、EVシスの清州新工場(忠清北道清州市)を訪問した。辛会長は工場の生産規模や事業現況などについての報告を受けるとともに、工場を視察した。

1月末に完工した清州新工場は、自律走行搬送ロボット(AMR)などの自動化システムが導入されたスマートファクトリー。緩速から超急速まで段階別の充電器を生産しており、年産規模は約2万基。辛会長は充電器の汎用(はんよう)性や性能テストなどについて確認したほか、本格的な海外進出を要請した。

EVシスは全ての段階の充電器について欧州のCE認証を取得したほか、今年上半期中に米国での超急速充電器の認証を取得する予定。日本でも全ラインアップについて認証を終える計画で、主要国への進出を準備している。

ロッテグループは新成長エンジンとして◇バイオ・ウェルネス◇モビリティー◇持続可能性◇ニューライフプラットフォーム——の4分野を育成しており、EV充電器事業はモビリティー分野に該当する。ロッテイノベートはロッテグループの流通、ホテルなどのインフラを活用して23年までに4,000基以上のEV充電器を設置・運営している。年内には7,500基の普及を目指す。

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