ハル・ベリー、閉経周辺期に対する人々の認識を呼びかける

ハル・ベリー(57)が、医師に閉経周辺期の症状をヘルペスと間違われたと明かした。それまで、女性ホルモンのレベルが下がり、生理が止まる更年期に関連する症状が「出ない」と心算していたハルは、「運命の人」と感じたヴァン・ハントと交際していた54歳の時に 、セックスが次第に苦痛になり、医者にかかったという。

25日(月)、ロサンゼルスのゲティ・センターで開催されたサミット『ア・デイ・オブ・アンリーズナブル・カンバセーション』で行われたファーストレディのジル・バイデン氏との対談で、ハルはこう語った。「まず第一に、心の声が、 私にはそれが出ないと言ってきたの。私はとても安泰だし、健康で、20歳のときからインスリンなしで糖尿病を管理することに成功しているって」

しかしその後、セックスのあとの痛みから主治医を訪ねたところ、これまでに見たこともないような酷いヘルペスに罹っていると言われ、ヴァンと検査を受けることになったが、2人とも性感染症(STI)ではなかったという。

「痛みは閉経周辺期の症状(乾燥によるもの)だと後から気づいた」と明かすハルは、「主治医は何の知識もなく、準備もしてくれなかった。その時、『大変だ、自分のプラットフォームを使わなければ。自分にある手段すべてを使って、他の女性のために変化や違いを起こし始めないと』と思った」と続けた。

アカデミー賞受賞経験を持つハルは、中年期の女性に対する女性や男性の考え方を変え、また閉経周辺期や更年期という、かつては嘲りの意味を含む言葉に対する人々の捉え方を変えたいと考えており、「人生の輝かしい時期」として、バイデン氏と共にエグゼクティブやクリエイターたちに 「この時期の女性に対する文化の見方を変える手助けをしてほしい」と訴え、「私たちはまだ終わりではない。ここに座って、明らかに人生の道を歩んでいる2人の女性は、終わっていない。私たちは次の行動を始めたばかりなのよ」と語りかけた。

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