ジャミロクワイ、8年ぶりのアルバムを制作中

ジャミロクワイが8年ぶりのアルバムを制作中だ。先月ベーシストのデリック・マッキンタイアが自動車事故により66歳で他界後、ジェイ・ケイ率いる同バンドのメンバーがスタジオに再集合したという。

ちなみに前作となる2017年リリースの『オートマトン』はAIの台頭と、希薄となった人間同士の関係をテーマにした作品となっていた。

ある関係者はザ・サン紙のビザー欄にこう話す。「長い時間が経ちましたが、ジャミロクワイは新曲に制作のいいタイミングが来たと考えています。ジェイは最近スタジオで曲作りをして、かなりうまくいっていますよ」「バンドメンバーも参加し、またグループとして最高のものを作ろうと意欲的です」「この新たなプロジェクトに参加している全員が、どんな音になるか楽しみにしています」「まだ始まったばかりですし、いつ発売かなどはわかりませんが車輪が動き始めたところです」

一方デリックに捧げる作品になるようで、同関係者はこう続けた。「デリックを失ったことは彼を知っているすべての人にとって辛いことでした」「人生は短いということを思い知らされました。音楽への彼の情熱はジャミロクワイ全員を刺激し、皆の心にデリックがいました」

1992年結成の同バンドは1999年にアイヴァー・ノヴェロ賞でアウトスタンディング・ソング・コレクション賞、1998年に『ヴァーチャル・インサニティ』でグラミー賞の最優秀パフォーマンス賞など、数多くの名誉を手にしてきた。

更に2017年にはジェイがそのオリジナリティ、後世のミュージシャンやファンらへの影響力を称えられBMIプレジデント賞を受賞、同バンドのベストアルバム『ハイ・タイムズ:シングルス1992‐2006』はイギリスのみでトリプルプラチナを獲得している。

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