『猿の惑星』ロン・ハーパーが死去、享年91歳

ドラマ『猿の惑星』で知られる米俳優ロン・ハーパーが死去した。91歳だった。チャールトン・ヘストン主演の同名映画をもとにした1970年代の同テレビドラマで、宇宙飛行士のアラン・ヴァードン役を演じたロンが21日(木)、カリフォルニア州ウェストヒルズの自宅で帰らぬ人となったことを、娘のニコルさんが25日(月)ハリウッド・リポーターに伝えた。

ロンは、『恐竜王国』や『西部の対決』『ララミー牧場』といったドラマほか、数々のソープオペラに出演するなどテレビ界で活躍、『アリッサ・ミラノの墜落の園』『おかしな二人2』といった映画にも出演し、2001年作『パール・ハーバー』ではベン・アフレックやケイト・ベッキンセールと共演した。

ピッツバーグで生まれたロンは、プリンストン大学で学んだ後にハーバード大学ロースクールからフェローシップのオファーを受けたものの、俳優になる夢を実現するためハリウッドに移り住み、1955年に舞台デビューを果たした。

1966年のインタビューで、法律の道へ歩まなかったことについて尋ねられ、「『俳優でいるために、高いレベルの教育を無駄にするべきか?』と自問し続けたよ」「そして僕の中の小さな声が『何のためにハーバード大学ロースクールのフェローシップを受けるんだ?』って言い続けたんだ」「俳優になれ。飢えは楽しい。俳優はそんな馬鹿じゃないとね。僕はあの間抜けな小さな声に従ったんだよ」と答えていた。

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