両陛下、再び被災地へ 4月中旬で調整

  ●輪島、珠洲以外

 天皇、皇后両陛下が能登半島地震の被災者を見舞うため、4月中旬に石川県を日帰りで再び訪問される方向で宮内庁が調整していることが26日、同庁関係者への取材で分かった。

 両陛下は今月22日に輪島市と珠洲市を日帰りで訪問した。能登半島地震で初の被災地入りだった。火災で大半が焼失した輪島市の「輪島朝市」や津波被害を受けた珠洲市の飯田港で黙とうしたほか、両市の避難所に足を運び、被災者を励ました。

 宮内庁関係者によると、今回は輪島、珠洲両市以外で大きな被害が出た能登地方の自治体を訪問先として検討している。現地の道路状況を考慮し、移動はヘリコプターを利用する見通しという。

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