「リグレー・フィールドデビューは素晴らしい経験になる」本拠地開幕戦で先発決定の今永昇太「ローテの中心的役割を」と米メディア期待

シカゴ・カブスの今永昇太が、本拠地初戦でMLBデビューを果たす。複数の米国メディアが現地4月1日に本拠地・リグレー・フィールドで行なわれるコロラド・ロッキーズ戦で今永が先発すると伝えた。

オープン戦では初マウンドから多くの奪三振を記録し、尻上がりに調子を上げてきていた。マイナー選手を相手にした練習試合でも13個の三振を奪うなど、自身の特徴を発揮。これらの結果を踏まえ、本拠地開幕戦の先発マウンドが託されることになった。

米国での公式戦開幕が迫るなか、米メディア『Yardbarker』も日本人左腕の本拠地デビュー決定を伝えており、「1年目にもかかわらず、カブスのフロントオフィスとファン層はイマナガに大きな期待を寄せている」と報じた。

「30歳の左腕は1月9日に契約。かなりチームに優しい契約内容だったため、経営陣はイマナガをローテーションに加えることへの決断が容易な選択となった」と球団側のメリットにも言及。「元横浜の投手はNPBで多くの成功を収めた。母国で1000イニング以上を投げており、その成功がアメリカにも引き継がれるだろう」と期待した。
また、カブスのローテーションについては「実力はあまり証明されていない」とし、今季の開幕投手を務めるジャスティン・スティール以外の先発陣が未知数であると指摘。そのうえで、「イマナガに開幕からローテーションの中心的役割を果たしてほしい」とチームの要望も伝えている。

インドのスポーツメディア『Sportskeeda』も開幕4戦目での今永先発について、「リグレー・フィールドとファンはイマナガがホーム開幕戦のマウンドに立つのを待っている」と見通し、「本拠地でのデビューは、日本のエースにとって素晴らしい経験になるだろう」とメジャー初マウンドへ期待を寄せた。

地元ファンの声援を背に受けながら、はたして今永はどんなピッチングを見せてくれるのか。30歳ルーキーが待ち焦がれたMLB公式戦デビューが、いよいよ目前に迫った。

構成●THE DIGEST編集部

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