大豊工業子会社の日本ガスケット 海外自動車メーカーから初受注 北米、中国向けに供給

中国と北米の現地メーカーからそれぞれ受注した

 大豊工業の100%子会社である日本ガスケット(本社豊田市)は、主力のガスケットで、海外の大手自動車メーカーから相次ぎ受注した。海外メーカーとの取引は初めて。北米向けは昨年8月から、中国向けは10月から本格量産している。同社はガスケットの売上高のうち、海外メーカー向けの比率を2026年3月期に10%に引き上げる目標を掲げている(24年3月期は約7%見込み)。2社との取引開始を弾みに、米中での受注拡大を狙う。             (川原和起)

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