会計帳簿を改ざん、三春町の50代職員を減給

 三春町は26日、会計帳簿を改ざんするなど不適切な会計処理をしたとして、町建設課主任主査の50代男性職員を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 町によると、男性は2012~23年度、三春ダム維持管理協議会の事務局と会計事務を担当。協議会構成団体のうち3団体から負担金徴収を怠って4万2600円を私費で立て替えたり、負担金の徴収を不要とするため会計帳簿を改ざんし、1万3200円を徴収しなかったりした。男性職員が今月21日、上司との期末面談で不適切な会計処理を打ち明け、発覚した。

 男性職員は聞き取りに対し「現金で集金しなければならず面倒だった」などと説明したという。町は職員への再教育などを行い、再発防止に努めるとした。

© 福島民友新聞株式会社