バッファロー製 LinkStation 200 シリーズに任意コード実行の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月22日、バッファロー製LinkStation 200シリーズにおける任意コード実行の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

2024年2月 MBSD-SOC 検知傾向、Ivanti 社製品の脆弱性狙う攻撃が増加

LS210Dシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS210DNシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS210DCシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS210DGシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS210DNBシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220Dシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220DNシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220DCシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220DGシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220DBシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
LS220DNBシリーズ Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン

株式会社バッファローが提供するネットワーク対応HDD(NAS) LinkStation 200シリーズには、ファームウェアアップデート時にダウンロードしたデータの完全性検証が十分に行われないことでシステム上で不正なコードを実行させられる脆弱性が存在し、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)を実行可能な攻撃者によって、rootユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。

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