キッスのジーン・シモンズ、「ノーメイク」宣言

ジーン・シモンズ(74)が、「もうメイクはしない」と宣言した。4年前に「エンド・オブ・ザ・ロード」ツアーを開始し、昨年12月にフィナーレを迎えていたキッスは、黒と白のメイクで顔を覆っていたことで知られているが、ジーンは、今夏予定しているツアーでは、メイクなしの姿で登場するという。

ジーンは『エンターテイメント・トゥナイト』にこう話している。「ジーン・シモンズ・バンドっていう小さなサイドバンドがあってね。ヨーロッパや南米のフェスティバルでヘッドライナーを務める予定だ。もうメイクはしないよ」「でも俺たちは世界で最も幸運な人々だ」

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのコンサートを最後にステージを去ったキッス、しかし同公演の最後にABBAのアバターコンサート「ヴォヤージ」のチームが制作したデジタルバージョンのメンバーを披露し、ファンを驚かせていた。

コンサート終了後、同バンドは「キッス:ア・ニュー・エラ・ビギンズ」と題した動画をオンラインで発表、ベースのジーン・シモンズはこう宣言している。「夢にも思わぬ場所に連れて行かれることで俺たちは永遠に若くアイコニックでいられる。このテクノロジーでポール(スタンレー)はかつてないほど高くジャンプするようになる。俺たちをお払い箱にしようと思っていたかもしれないが、そうはならないよ」

アバターコンサートについて具体的な予定を発表していない同バンドだが、ポール・スタンレーはこう説明していた。「俺たちは長年人間を超える存在だったと思うが、ここに来て不死となる。本当にエキサイティングだ。俺たちがこのバンドを永久に保つのは不可能だが、君たち(アバター制作者)には可能だ」

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