[ストックホルム 26日 ロイター] - スウェーデンの国立経済調査研究所(NIER)は26日、今年は中央銀行による利下げが予想されるにもかかわらず、同国の経済成長ペースが引き続き鈍いとの予想を示した。ただ、2025年は家計と政府の支出が伸びて経済成長が加速するとの最新予測を発表した。
今年の成長率は0.8%、来年は2.5%と予測した。
インフレ率は足元でピークに達し、今年は1.9%になると予想。6月に中銀が一連の利下げに入るとの見通しを示した。
NIERは「金利低下と実質賃金の上昇により、24年末から家計消費が比較的速く伸びてくるとみられる。一方、防衛などへの投資により、政府支出が通常より顕著に急速な伸びを示すだろう」と分析した。
2023年はインフレ対策として中銀が一連の利上げを行い、0.2%のマイナス成長となった。