「アイくるガールズ」感謝のラストライブ、いわきご当地アイドル

ラストライブに臨んだ(左から)めい、あーちゃん、しーたんの3人

 いわき市公認ご当地アイドル「アイくるガールズ」は24日、同市のクラブソニックいわきでラストライブを行い、無期限の活動休止に入った。メンバー3人は会場に集まった約120人のファンらを前に、11年間の活動を振り返りながら息の合ったパフォーマンスを披露した。

 東日本大震災からの復興に向け、いわきの魅力を全国に発信するため2013年3月に結成され、14年に市公認ご当地アイドルに認定されたアイくるガールズ。ご当地アイドルナンバーワンを決めるコンテストで、4冠を達成するなど活躍した。

 昨年に結成10年の節目を迎え、無期限の活動休止に入る予定だったが、新型コロナウイルスの影響で思うような活動ができなかったことなどから、メンバーの熱意によって半年の活動延長が決まり、ラストライブを迎えた。

 ラストライブでは、リーダーのしーたん(25)を中心に、めい(22)、あーちゃん(17)のメンバー3人が、いわきの海を歌った「七浜クイーン」など約30曲を披露した。

 ライブ後には卒業式が行われ、しーたんは「リーダーというプレッシャーに押しつぶされそうになり、大変なことが多かったが、成長して楽しいことの方が多くなった。私たちに付いてきてくれた皆さんに感謝したい」と涙を流した。

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