「国内旅客は9割まで回復」 犬塚中部空港社長が講演

講演会ではセントレアの現状が報告された

 【半田】中部圏社会経済研究所は26日、セントレアホールで航空・空港講演会「新しいフェーズに向けた中部国際空港のあり方」を開催した。オンライン参加者を含め約240人が聴講した。

 第1部の基調講演では、中部国際空港の犬塚力社長が「セントレアの近況」について講演した。国内旅客数に関して「コロナ禍前の2019年比9割まで回復してきた」と報告。一方、国際線に関しては「回復傾向にあるが、他空港に比べ戻りが遅い」と分析。インバウンド(訪日客)需要を喚起するため、「発酵をテーマに中部圏の魅力を国内外に発信することを検討している」と語った。

 第2部の特別講演では、空港グランドハンドリング協会の小山田亜希子会長が、空港オペレーションの現状などを説明した。

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