銘酒「作」の酒粕使ったビール イオンリテール東海カンパニー 鈴鹿の新店で発売

28日に発売する「三段仕込大吟醸SAKEKASU IPA ZAKU」

 【四日市】イオンリテール東海カンパニー(名古屋市)は、28日開業の都市型ショッピングセンター「そよら鈴鹿白子」(鈴鹿市)で、限定クラフトビール「三段仕込大吟醸SAKEKASU IPA(アイピーエー)ZAKU」を販売する。

 核店舗「イオンスタイル鈴鹿白子」のオープンを記念し、クラフトビールメーカーの二軒茶屋餅角屋本店(本社伊勢市)が老舗酒造の清水清三郎商店(本社鈴鹿市)、三重県工業研究所(津市)と共同開発した。

 新商品はアルコール度数6.5%の発泡酒で、清水清三郎商店の銘酒「作(ザク)」の酒粕や精米、県工業研究所と開発したビール用清酒酵母「BMK3」を使用。日本酒製造に倣い、仕込みを3回に分け、各仕込みで活躍する酵母を切り替えることで、作に似たリンゴのようなフルーティーな香りと、ホップ由来のジューシーな味わいが楽しめる。ラベルデザインには伊勢型紙の老舗・オコシ型紙商店(鈴鹿市)のデザインを採用した。

 価格は1本350ミリ入り税込み638円。28日からイオンスタイル鈴鹿白子、29日からイオンスタイルナゴヤドーム前(名古屋市)で販売を始める。また、4月12日からは、東海4県下の「イオン」「イオンスタイル」65店舗で販売する。販売本数は約6千本を予定している。

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