ボルティモアの橋崩落、石炭輸出に影響

Valerie Volcovici

[26日 ロイター] - 米東部メリーランド州ボルティモアで26日未明、港湾にかかる橋にコンテナ船が衝突し崩落した事故を受け、ボルティモアの港からの石炭輸出に影響が出ている。鉄道会社や石炭会社が明らかにした。

鉄道大手CSXは石炭顧客について、事故を受けて出荷が遅れる可能性を想定すべきと述べた。

同社は崩落現場に近いボルティモアのカーティスベイに石炭埠頭を持つ。状況精査を行う間、当面は稼働を続ける方針という。

ボルティモア港に輸出ターミナルを持つ石炭採掘大手コンソル・エナジーは、ターミナルへの船舶の出入りに遅れが生じていると明らかにした。

米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、ボルティモアは2023年1─9月、バージニア州ノーフォークに次いで国内2位の石炭輸出港だった。

© ロイター