福島高に太宰府天満宮から若木 成長見守る梅再び

梅を植樹する神植さん(右)と芳賀同窓会長

 梅の名所として知られ「学問の神様」をまつる福岡県の太宰府天満宮は、福島高に梅の若木2本を寄贈した。福島高は25日、植樹式を行った。

 太宰府天満宮は東日本大震災の復興支援として2014年にも、福島高に5本を寄贈した。同校の校章は梅の花をかたどっていて、卒業生が現役生を励まそうと太宰府天満宮に働きかけて実現した。14年に寄贈された5本のうち1本が昨年、枯れたことを受け、再び寄贈された。

 植樹式では、芳賀裕同窓会長が「6本の梅が末永く咲き誇り、福高生の誇りとなることを願う」と語り、丹野純一校長が「梅は生徒が成長する姿、福島が復興する姿を見守ってくれる」とあいさつした。

 生徒会長の神植大生さん(2年)は「梅がずっと福高生の支えとなり、見守ってくれることを願う」と話した。出席者が新たに植えられた2本の梅の根元に土をかけ、植樹した。

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