東北の田園地帯にポツンとタワマンの不思議…その意外な利点とは?タワマンに憧れる日本人の謎を探る

ネプチューンの原田泰造とタレントのホラン千秋がMCを務める、アカデミックドキュメントバラエティー『シンニッポンミステリー』が3月24日に放送。日本で加熱する“タワマンへの憧れ“の謎を探った。

番組が発掘した外国人記者が、海外のドキュメンタリーのようなクールな演出と映像で、ニッポンの今を再発見する番組。タワーマンション、略してタワマンは20階以上、60mを超える高層マンションのこと。スタジオのSixTONESの田中樹も憧れていたそうで、「初めて一人暮らしした時、目の前にタワマンがあって、絶対いつかあそこに住む!と思っていた」という。だが、後にタワマンに住んだこともある田中は「高すぎて、エレベーター止まったら上がれない」とグチをこぼしながらも、どこか自慢げ。

記者が訪ねたのは白金高輪のタワマン。そこでは、居住者向けに高級車の試乗会や、エントランスでコンサートが行われることもあるという。カフェ、スーパー、スポーツジム、医療施設、ファミレスなども備え、利便性は抜群。

都心だけでなく、近年では山形、盛岡、仙台、札幌など地方都市でタワマンが建設され、中には田んぼの真ん中に建築されているケースも。住民によると、雪国でのタワマン暮らしは、一戸建てと比べ「雪下ろしの苦労がない」のが最大の利点だという。

広い土地があるのになぜわざわざ集まって生活するのか?専門家によると、昔から日本人は互いに助け、助けられて生活していくという国民性があり、それが背景にあるのではないかという。東京のとあるタワマンでは、コミュニティが充実していて、ヨガ教室などで住民たち交流している。ある住民は、タワマンはかつて日本にあった“長屋“の現代版だという。タワマンは長屋が縦になった“縦長屋“。「人の生活の中に踏み入れはしないけど、見守ってくれる」という言葉に、スタジオのゲストたちは目からうろこが落ちた様子だった。

写真提供:(C)日テレ

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