「ツール・ド・九州」大分ステージ、APUスタートでフィニッシュは日田市街地【大分県】

昨年の第1回大会で日田市内を走る選手=2023年10月、日田市田島
ツール・ド・九州2024大会の予定コース

 大分、福岡、熊本の3県が舞台の国際自転車ロードレース「ツール・ド・九州」(10月11~14日)のうち、12日に予定している大分ステージのコース概要が明らかになった。別府市の立命館アジア太平洋大(APU)をスタートし、フィニッシュ地点は前回大会と同じ日田市街地になる。

 県芸術文化スポーツ振興課によると、APUから塚原高原、水分峠を通って長者原に向かい、四季彩ロードやスカイファームロードを駆け抜けて日田市街地に入る。別府、由布、九重、日田の4市町を通る。詳細は変わる可能性があるものの、総延長は前回と同じ120キロ前後の見込み。

 国際自転車競技連合(UCI)の認定レースで、国内外18チーム計104人が参加する見通し。11日はエキシビションレース、12~14日が本大会となる。昨年の第1回大会は大分県内に2万7千人が訪れ、9億5千万円の経済効果があったという。県は来年の第3回大会にも引き続き参加する方向で検討を始めた。

 佐藤樹一郎知事は26日の会見で「自転車を使った地域活性化だけでなく、サイクルスポーツとしても素晴らしい大会。3回目もぜひ大分で開催できるよう働きかけていきたい」と述べた。

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