レイズ・上沢直之に他球団が関心 ロースター40人枠入りの可能性も

地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、レイズと結んでいるマイナー契約のなかに盛り込まれている「譲渡条項」を行使した上沢直之に対し、複数のチームが興味を示しているようだ。もし他球団が上沢をロースターの40人枠に入れることを希望した場合、レイズは上沢をロースターの40人枠に入れて引き留めるか、獲得を希望しているチームへトレードする必要がある。トプキン記者は「レイズは上沢をロースターの40人枠に入れたうえでマイナーに降格させる可能性がある」と伝えている。

ポスティング制度を利用してレイズとマイナー契約を結んだ上沢は、ロースターの40人枠外の「招待選手」としてメジャーのスプリング・トレーニングに参加していた。しかし、オープン戦では4試合(うち2先発)に登板して0勝1敗、防御率13.03、WHIP2.38と結果を残せず、レイズは上沢にマイナーキャンプ行きを通告。ここで上沢はメジャーでプレーする機会を模索するために、マイナー契約のなかに盛り込まれている「譲渡条項」を行使した。

上沢が「譲渡条項」を行使したことで、レイズは上沢が獲得可能な状態であることをほかの29球団に通達。もし他球団が上沢をロースターの40人枠に入れる選手として獲得することを希望した場合、レイズは上沢をロースターの40人枠に入れて引き留めるか、獲得を希望しているチームへトレードするかのどちらかを選択しなければならない。レイズとしては、ほかの選手をロースターの40人枠から外してまで上沢を引き留めるべきかを慎重に判断することになる。

トプキン記者は、今後のレイズの動きとして「上沢をロースターの40人枠に入れたうえでマイナーに降格させる可能性がある」と指摘。ケビン・キャッシュ監督も上沢ら6選手がマイナーキャンプ行きとなった時点で「彼ら全員に残ってほしいと思っているし、シーズンのなかで彼らはチームを助けてくれるだろう」と話しており、レイズは上沢のポテンシャルを高く評価しているとみられる。チームに残すのか、それともトレードするのか。レイズが出す「答え」が注目される。

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