【神奈川県の難読地名】横浜市の「本牧間門」って何と読む?その由来は?

地元ではみんな知っているけど、それ以外の人からは、なんて読むか分からない地名ってありますよね?

そんな地名を探して、クイズにします!

神奈川県横浜市にある地名「本牧間門」は何と読む?

横浜市中区の町名です。なだらかな丘の上にある「本牧山頂公園」の南側に位置します。

まちの北東から北西の境には、本牧通り(横浜市主要地方道82号山下本牧磯子線)が通っています。また、南から西までの境には東京湾岸道路(国道357号)が通っていて、この2つの道路は、まちの西端の間門交差点で交わります。

一方、南東の境は、国指定名勝「三溪園」の敷地がある本牧三之谷と接しています。

出典:リビング横浜Web

本牧間門は、1994(平成6)年に、間門町と本牧三之谷のそれぞれ一部から新設されました。その際、住民の要望で「本牧」を付けられたそうですが、もとの名だった間門町には、かつて「間門園」という旅館がありました。

そこは、本牧の気風を好み、「よそに住む気がしない」とまで言ったという文豪、山本周五郎の“仕事場”でしたが、1989(平成元)年に静かに廃業。現在は住宅になっているようです。

それでは、気になる読み方と由来ですが・・・。

さて、正解は?

正解は・・・

「本牧間門(ほんもくまかど)」でした!

その由来は?

横浜市のホームページによると、本牧間門のもとの町名の「間門(まかど)」は、そもそもは久良岐郡本牧本郷村の小名だったそうです。

また、横浜市の町名に詳しい本によると、アイヌ語の「マカ(=開く、開けたる)」と「ト(=湖水)」が組み合わさった言葉ではないかという、地名研究でも名高い柳田國男の説を紹介しています。

さらに同書では、「マカド」は「崖などの急斜地」を意味するとか、「マ」のつく地名は「池沼や川の一部などの水溜まり」をさすなど、別の地名研究による説も伝えています。参考:横浜市ホームページ、「横浜の町名」(横浜市市民局)ほか

皆さんは、正しく読めましたか? 機会があれば、ぜひ散策に訪れてみてください。

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