東証、午前終値は4万0804円 円安進行が追い風

上げ幅が一時400円を超えた日経平均株価を示すモニター=27日午前、東京都港区の外為どっとコム

 27日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。上げ幅は一時400円を超えた。外国為替市場の円安ドル高進行が輸出関連企業の業績改善につながると見込まれ、追い風となった。平均株価は前日までの2日間で500円近く下げたため、割安感の出た銘柄を買い戻す動きも出た。

 午前終値は前日終値比406円82銭高の4万0804円85銭。東証株価指数(TOPIX)は24.65ポイント高の2805.45。

 朝方から幅広い銘柄に買い注文が入り、ほぼ全面高となる場面があった。2024年3月期決算企業の期末配当の受け取りを狙った買いが入りやすく、相場の支えとなった。

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