ゴキブリを掃除機で吸ってもいい? 企業の回答に「やってたわ…」

※写真はイメージ

家の中には、さまざまな害虫が出没して人々をゾッとさせています。

中でも、ゴキブリは遭遇したくない害虫の1つ。その見た目から『近寄りたくない害虫ランキング』があれば、上位にランクインすることでしょう。

部屋の中でゴキブリを発見した時には、遠距離から殺虫剤を噴射して退治することができますが、手近になければ、代わりの道具を急いで探す必要があります。

企業が教える『掃除機で吸ってはいけないもの』

ゴキブリと対峙した時に、もしかしたら掃除機が目に留まるかもしれません。

逃げ足が速いゴキブリを吸い込むことができるので、便利に思えますよね。

しかし、家電製品の製造や販売を行う東芝ライフスタイル株式会社によると、掃除機でゴキブリなどの昆虫類を生きた状態で吸い込むのはNGとのこと。

理由について、自社のウェブサイトで次のように述べています。

吸い込まれた昆虫類は、クリーナーの風速により窒息することもありますが、ゴキブリなど昆虫によっては、異臭がしたり、ホースやフィルターの目づまりを起こして故障の原因になることがあります。

仮にゴキブリを始末することができたとしても、その後に支障があるようですね。

同社は、昆虫類を掃除機で吸った後に、殺虫剤を吸わせることについても触れています。

殺虫剤に含まれる溶剤成分がプラスチックを劣化させ、故障の原因になります。

殺虫剤は可燃性のガスを使用しているものもあり、火災の原因になります。

掃除機でゴキブリを吸い込んだ後、「確実に始末するために殺虫剤も吸引させておこう」と考え、噴射する人がいる様子。

実際、ネット上では同様の方法で退治した人の報告が複数確認できます。

劣化や火災の危険を避けるため、掃除機に殺虫剤を吸わせるのはやめたほうがいいでしょう。

昨今では、棒状の害虫捕獲器などの専用グッズもあるため、部屋ごとに何かしらの退治用品を置いておけば、いざという時に対応できるはず。

掃除機に頼らない方法で、ゴキブリに対処していきたいですね。


[文・構成/grape編集部]


出典

東芝ライフスタイル株式会社

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