幕張で延べ1万7,000人が熱狂! INI・MAZZEL・BE:FIRSTら豪華13組が競演した3日間 都市型音楽フェス『STARLIGHT + 2024』開幕初日の様子をentaxがレポート

2024年3月15日(金)~17日(日)に千葉・幕張メッセイベントホールで、NTTドコモ・スタジオ&ライブが主催する都市型音楽フェス『STARLIGHT + 2024』が開催された。DAY1にはINI 、OWV 、OCTPATH、PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE、が、DAY2にはShuta Sueyoshi 、XY、SUPER★DRAGON、DXTEEN、MAZZELが、DAY3には、BE:FIRST、NOA、BUDDiiS、WATWINGが登場。3日間に渡り、総勢13組による豪華なステージが繰り広げられた。entaxでは、初日(15日)公演の様子をレポート。2日目、3日目の様子はダイジェストでお届けする。

■DAY1のオープニングを飾ったのはOCTPATH

2022年にメジャーデビューし、昨年11月に新メンバー西島蓮汰が加入し新体制となった8人組ボーイズグループOCTPATH(オクトパス)。パープルのシャツにエナメルのベストを合わせレザーのパンツ姿で登場するや、『OCTAVE』を披露。まくしたてるラップと透き通った伸びやかな高音が繰り出されると一気に会場をくぎ付けにした。続いて「OK!」の掛け声で「♪Now put your hands up~」と会場をあおり『Showtime』を披露。疾走感あふれる『Sweet』ではピンクのスポーツカーでヤシの木の並木通りをドライブしているような演出の中、最後にほっぺを指さすキュートなポーズが決まると会場からは歓声が上がった。

『IT’S A BOP』では後方宙返りのアクロバットの見せ場も披露し、続いて『WAKE UP』へ。会場に響き渡るサイレンの音から始まった『Run』では、圧倒的なボイスパーカッションで会場の雰囲気を一変させた。ライトに照らされた太田駿静と古瀬直輝の2人がステージに浮き上がり始まったのは『雨』。ピアノの音だけで歌い上げるバラードはブレスの音まで聞こえるくらい観客を集中させた。『Perfect』ではTHme(※スミー OCTPATHファンの呼称)とコールアンドレスポンスを繰り広げ、客席にマイクを向けたり、耳を傾けるメンバーたちの笑顔がひときわ輝きを放った。最後の曲『Come Alive』では、メンバーがタオルを振り回して会場を沸かせ、会場もペンライトなど持っているものを振り回して応え一体感あふれるステージとなった。

■斬新な“口パクMC”で会場を驚かせたOWVの魅力さく裂

2020年デビューの4人組ボーイズグループOWV(オウブ)。赤髪に赤のジャケットを着たリーダー本田康祐、ユニフォームシャツにグローブを合わせた中川勝就、金髪にベージュのベストとピンクと赤のニット姿の浦野秀太、赤のノーカラージャケットにメガネをかけた佐野文哉が、赤いサーチライトで照らされたステージから登場し『SLEEPLESS TOWN』をセクシーに歌い上げスタート。続いて、デビューシングル『UBA UBA』で会場を熱狂させ、QWV(※キューブ OWVファンの呼称)と掛け合いで一体感を見せた。

ここでMCタイムとなり、メンバーがあいさつ。この日の出演グループとの交友関係などを話していたところ、なんとここまでのMCが口パクだったことが判明。「パフォーマンスでというのは聞くけど、MCで口パクはないよね?(笑)体力の調整です。ごめんなさいね。その分、歌とダンス頑張ります!」との説明に会場も爆笑。そこからさらに会場の声出しの練習も行われ、会場を半分に分けて上手側に「すたすた(STAR)!」、下手側に「どろどろ(泥)!」と掛け声を練習させウォーミングアップする一幕も。

『Gamer』が始まると会場は一気にさわやかな雰囲気に包み込まれ、『Tararam』ではリズミカルなダンスにQWVとの掛け合いもみせた。浦野が会場をあおり盛り上げた『What you waitin’ for』ではステージの端から端にメンバーが広がり、最大限QWVの近くに行った4人はアイコンタクトやファンサを送った。最後は8枚目シングル曲『BREMEN』を披露しステージを後にした。

■タイでの活動を経てグローバルに活躍するPSYCHIC FEVERの圧倒的ステージ

2022年にメジャーデビューした7人組グループPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE(サイキックフィーバー)は、約半年間のタイでの活動を経て東南アジアを中心にグローバルな活躍を見せている注目のグループ。この日は白のパンツにグリーンのスタジャンでそろえたさわやかな姿で登場。会場に手拍子を求め『Up and Down』で軽快にスタートし2曲目の『HABANERO』へと続く。

1月にリリースされたばかりのEP『99.9 Psychic Radio』のJP THE WAVYプロデュースによる楽曲から『Just Like Dat』と『Temperature』を披露すると会場はどんどんPSYCHIC FEVERの世界に引き込まれていった。重低音の響くメロディーで始まった『Hotline』では「♪Ring Ring 鳴るPhone~」と電話を手に持つようなキュートな振付に目を奪われる人続出。

『Bitter Sweet』ではメンバーが手を左右に振りリードすると、会場が一体となり手を左右に振ってリズムを刻んだ。ステージのいっぱいに広がったメンバーたちが会場の1人1人の顔を伺うようにうなずき、ファンの心と一つになった瞬間を作り上げた。

『Choose One』では、歌詞の「♪Ey Yay Yay Yay~」を1度会場と練習してから一緒に歌い、盛り上がりを見せた。続いて渡邉廉がさえわたるビートボックスを展開し、はじまったのは最後の曲『FIRE』。赤く染まったステージに7人が浮かび上がると激しいダンスを展開。ステップの途中でメンバーの肩が上着からのぞく度、悲鳴のような歓声が上がる場面も。歌い終えると7人は一列に整列しお辞儀をすると、大きな歓声の中去って行った。

■会場を揺らすほどの凄まじい歓声の中登場したINI

2021年デビューの11人組グローバルボーイズグループINI(アイエヌアイ)は、2月に自身のアリーナツアーの追加公演で京セラドーム大阪・単独ドーム公演開催を成功させたばかりと、勢いに乗っているグループ。登場するや会場は凄まじい歓声が響き渡り、その人気の高さを証明するようだ。大歓声の中、その存在感を見せつけるようなダンスで最新の2nd Albumから『LEGIT』と『DROP』を披露していく。

MCではメンバー1人ずつがあいさつし、初出演となった今回の喜びを語った。また、池﨑理人はこの日、初お披露目となった明るいトーンの髪を報告するや会場が絶叫。続いて田島将吾も髪色を変えファンへのホワイトデーのお返しと伝えると、後藤威尊も金色のメッシュを入れたと明かし、佐野雄大もベレー帽の下から見えるエメラルドブルーのヘアを披露するなど、イメージを一新させたそれぞれの髪色でMINI(※ミニ INIファンの呼称)を喜ばせる場面となった。

「みなさん盛り上がる準備は出来てますか?」と会場をあおり始まったのは藤牧京介と池﨑が作詞したという神曲『Ferris Wheel』。心地良いサウンドのなかメンバーがステージ横1列に並んだダンスに心を奪われるよう。続いて池﨑と田島のラップからはじまった『Dirty Shoes Swag』は田島と髙塚大夢が日本語詞を担当した楽曲。靴ひもを結び直して気分新たな一歩を踏み出そうとする気持ちを歌い上げ、最後に池﨑の投げキスで会場を沸かせた。木村柾哉の歌い出しで『INItialize』がテンポよく進むと、今度は空気をかえるようなピンクのライトでステージを照らし出し『10 THINGS』がスタート。特徴的な振付がキャッチーで軽快なリズムが会場を包み込んでいった。

西洸人が3階席、2階席、アリーナと呼びかけ会場はさらにヒートアップ。『Busterz』では妖艶な雰囲気を醸し出し、顔を手でなぞるような様子やセクシーなポーズが決まる度に会場は絶叫。池﨑のラップが会場をさらに熱くさせた。最後に披露した『MORE』では田島と西のダンスの絡みから一気に会場のボルテージを上げていき、サビに到達するやこの日一番の歓声が響き渡り、金のテープが舞う中初日の幕を閉じた。

■DAY2ダイジェスト

DAY2にはXYとDXTEEN、MAZZEL、SUPER★DRAGON、Shuta Sueyoshiが登場。

YOSHIKIがプロデュースした13人組ボーイズ・バンド・XYは、繊細なピアノの音色に乗る美しい歌声が響き渡る『XY』からスタート。『YG』ではアクロバットも含んだダンスで目を惹(ひ)きつけ、パワフルな新曲『STOOPID』も初披露。ラストは『Crazy Love』でダンス、ボーカル、バンドそれぞれの表現を爆発させた。

ポップな『Unlimit』のイントロから登場したのは、さわやかなDXTEEN。HAPPYな空気感に包まれながら『Brand New Day』を披露。メンバーたちがわちゃっと遊んでいるような『Stars』で会場を沸かせ、会場を笑顔にして行く。『Dive』では、寺尾が歌い出すとメンバーがぎゅっと引き寄せられ集まってうれしそうに絡みほっこりする場面も。ラストはクールな『First Flight』で多面性を魅せ、会場を後にした。

SKY-HIが代表を務める事務所から昨年5月にデビューしたMAZZEL。『Fire』からスタートするや、それぞれの個性的な歌声がしっかりと伝わってくる。ビジョンには炎が映し出され、彼らの艶やかで力強い世界観で染まっていく。現在YouTubeで大バズり中の2曲『Carnival』『Waterfall』も披露した。『Holiday』ではメンバー全員で手をつなぎジャンプをしてハッピーな雰囲気に。彼らの才能と、爆発し続けるマグマをリンクさせるようなビジョンをバックに『MISSION』を歌い上げると、ラストは一列に並び、真っ赤な光を浴び、後ろを向くと、ビジョンには“MAZZEL”と映し出され、クールな演出で締めくくった。

来年、結成10周年を迎えるSUPER★DRAGON。グループカラーの青を背負い、『New Rise』からスタートした。“青で染める時代”との言葉通り、圧倒的な経験値と力強さで会場を彼らの色に染めていく。個性的な自己紹介で盛り上げた後、スタイリッシュな『Don’t Let Me Down』、メロウでシティポップテイストの『Hey, girl』など音楽好きをうならす選曲で魅了し、後半は彼らの真骨頂である攻撃的な『LRL-Left Right Left-』でガラッと空気を変え、銃を撃ち放つ振付が印象的な『Untouchable MAX』で最高潮に盛り上げた。

この日のラストはShuta Sueyoshiがダンサーを従え登場。キャッチーなヒット曲『SO-RE-NA』で盛り上げると、SNSで大ブームとなった『HACK』を披露。お客さんを笑顔で躍らせ、楽しんだ後、「息苦しい時代だからこそ、自由に、もっと気楽に、自分が見つめている景色を、方角をもっと大事に歩んでほしいという思いで作った曲です」と語った『NEVERLAND』を投下。お客さんの心をグッとつかんだ後、新曲『Shampoo』も披露し、最高のラストを飾った。

■DAY3ダイジェスト

DAY3に登場したのは、WATWING、BUDDiiS、NOA、BE:FIRSTの4組。

ブラックを基調にした衣装でクールに登場したWATWING。攻撃的な『Firebird』で一気に盛り上げると、会場は白いペンライトで染まっていく。炎を彷彿(ほうふつ)とさせるビジョンをバックに力強く、鬼気迫るダンスで魅せていく『Runway(Remix)』。拡声器を手に持ち歌うメンバーの個性をリリックに落とし込んだ『WATW”ing”』でたたみかけ、セクシーな『BREAK OUT』や、クラップで客席と一体になった『WAIT A MINUTE!』、多幸感あふれる『Honey, You!』ではみんなが笑顔で客席をあおり、うれしそうにしている姿が印象的だった。

鮮やかなカラースーツで登場したBUDDiiS。まるでおもちゃ箱のようにカラフルな『JUBiiLEE』でそれぞれの個性を爆発させ、『The One』のセリフのシーンではFUMINORIが「みんな俺のこと好きになってほしい!」とキュートに言うとメンバーたちも大爆笑!バラード『Lack』ではそれぞれの表現で切なく歌い上げ、SHOOTをMORRIEが後ろから抱きしめる振りでは客席から叫ぶような歓声があがった。

DJブースとバックダンサーを従え登場したNOA。迫力に満ちた『BURN』でスタートし、ダイナミックで力強いダンスで魅了すると、『Just Feel It(feat. Ayumu Imazu)』では群を抜いたダンスとともに軽やかな歌声を聴かせ、ラップもこなしていく。MCでは一体となった会場に驚きと喜びの表情を浮かべ、「大好きだよ!」と気持ちを伝えていた。さらにこの日は新曲『YBOM (You’ve Been On my Mind)』も披露。さらに『Highway』で一気に盛り上げ、ステージを去った。

大トリに登場したのはBE:FIRST。SHUNTOが「俺たちを待ってたんだろう!?」と声をかけると大きな歓声が沸き、会場を彼らの世界観に染めていく。『Mainstream』からスタートし攻撃的なラップとメンバーそれぞれの個性があふれる歌声が絡み合い、自信に満ちたパフォーマンスはお客さんの心を奪っていく。『Softly』ではRYUHEI、LEO、MANATO、JUNONがマイクスタンドを持ちしっとりと歌い上げる一幕も。LEOは「僕たちBE:FIRSTはみなさんが求めてくれるならいつまでも音楽をやっていきます!」と力強く話し、『Bye-Good-Bye』、『Boom Boom Back』で最高潮まで盛り上げ、最終日の幕を閉じた。

初日の勢いのまま2日目、3日目と幕張の会場を熱狂させたステージは、生配信でも全国から多くの注目を集めた。最終日には今秋に『STARLIGHT TOKYO 2024』として東京・有明アリーナでの開催決定も発表され、ますます進化するステージを期待させる運びとなった。

■イベント概要STARLIGHT+ 2024 Powered by NTT DOCOMO Studio & Live
日程:2024年3月15日(金)、16日(土)、17日(日)
会場:幕張メッセイベントホール

出演アーティスト
3月15日(金)INI / OWV / OCTPATH / PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE
3月16日(土)Shuta Sueyoshi / XY / SUPER★DRAGON / DXTEEN / MAZZEL
3月17日(日)BE:FIRST / NOA / BUDDiiS /WATWING

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