独自の感性と視点 被写体をとらえ会心の作展示 肉眼で見えない部分も/岡山・勝央町 

第27回「フォトサークル写真畑作品展」が26日、岡山県勝田郡勝央町の勝央美術文学館で始まった。独自の感性と視点を生かして被写体をとらえた会心の作に来館者が見入っている。31日まで。

美作市や勝央町などの愛好者でつくる同サークル(尾関史郎代表)のメンバー20人が、美作地域をはじめ、県内外の各地で撮影した30点を出展。

会場には、神宮寺=美作市=の竜宮門に彩りを添える満開の桜、歴史情緒あふれる町並みの中山道奈良井宿=長野県塩尻市=、朝日に照らされた幻想的な瀬戸内海=瀬戸内市=などさまざまな風景を収めた力作が並ぶ。一方でマクロレンズを用いて肉眼では見えない部分にも焦点を当てた意欲作もあり、どの作品も個性が際立ち、臨場感あふれる出来栄えとなっている。

尾関代表(72)=美作市湯郷=は「写真の魅力に触れ、楽しんでいただけたらうれしい」とPRしている。

同サークルは約30年前にフォトスタジオを経営する尾関代表と近隣に住む愛好家たちが立ち上げ、現在は不定期で撮影旅行を開催するなどして活動している。作品は湯郷郵便局(同)でも展示している。

美しい風景をとらえた会心の作

© 津山朝日新聞社