記憶に新しい能登半島地震をはじめ、大きな地震は突然やってくるもの。新年度や新生活がスタートする今こそ、身の回りの災害対策を“おさらい”しておきたいタイミング。横浜市危機管理室地域防災課に“モノ”と“ココロ”の備えを聞きました。
シティ読者のリアルVoice
【自宅で災害対策・備えはしていますか?】
【「している」人の災害対策・備え(複数回答)】
【どんな備えをしている?】
●避難バッグや非常食の備えのほか、家族間での情報共有(Y.K. /経理)
●ペットと一緒に避難できるアイテムや方法を調べ、備えている(A.I. /事務)
●登山用品で災害時に使えるグッズはザックに入れてある(R.S. /経理事務)
●町内会の防災訓練に参加(C.Y. /庶務)
●食料のほか、ポータブル蓄電池、薪で使える家庭用の釜、カセットコンロ、簡易トイレなど。個人でのライフラインを確保(T.Y. /営業)
●食糧を備蓄しています。でも、賞味期限の管理が大変(N.Y. /営業事務)
●日頃から、足腰を鍛えています!(R.Y. /企画・マーケティング)
※アンケートはシティリビングWebで2024/2/21 ~ 3/1実施(有効回答数1,860)
横浜市危機管理室地域防災課に聞く“モノ”と“ココロ”の備え
4つのポイントをおさらいして、自分を守るための防災リテラシーを高めましょう。
\一人ひとりが備えましょう/
災害発生時、自宅が無事なら在宅避難がおすすめです。普段通りの生活ができるので、ストレスを軽減できるなど、メリットがたくさんあります。また、災害時には地域とのつながりもとても重要です。地域の活動には積極的に参加するようにしましょう。
教えてくれたのは…
横浜市危機管理室 地域防災課 森﨑 拓馬さん
【自宅での備え。万が一を“意識”することが大切】
家族で話し合い
家族の集合場所や連絡方法を話し合っておく。
地震に強い家にする
●家の中の危険な場所、安全な場所を把握しておく
●家具転倒防止器具を取り付ける
●自宅を耐震診断する
家族で話し合い
発災後、すぐにはライフラインが復旧しないことを考えて、最低でも3日分、できれば1週間分の食料と日用品を備蓄しておきましょう。使いながら備蓄する「ローリングストック」がおすすめです。
【3日分の目安】
●飲料水は1人9L
●トイレパックは1人15個
★ このほか缶詰、レトルト食品など調理不要の食料品、懐中電灯、薬、消毒液、衛生用品、タオルなど、各家庭の構成により必要な備蓄を!
【グラッ! まずは「その場に合った身の安全」と「火の始末」】
今いる場所で身の安全を守る
屋内 ▶︎ ▶︎ ▶︎ 慌てて外に飛び出さず、出口を確保
屋外 ▶︎ ▶︎ ▶︎ カバンなどで頭を守り、落下物などに注意
駅や施設内 ▶︎ 駅員や係員の誘導に従い行動
‥‥‥‥‥‥‥など
出火を防止
●火を使っていたら、消火する
●住宅用火災警報器、消火器、感震ブレーカーの設置など
★「感震ブレーカー」は、大きな揺れを感じたときに、電気を自動的に遮断する器具。横浜市では令和6年度から、「感震ブレーカー」費用補助の対象を、市内全域に拡大する予定です。
シティ読者のリアルVoice
【通勤や外出時に災害対策・備えはしていますか?】
【「している」人が持ち歩いてるモノは?】
【避難場所は知っている?】
自宅が危険ではない場合
在宅避難 ▶︎ ▶︎ ▶︎ そのために今から備えを!
自宅が危険な場合
避難所へ ▶︎ ▶︎ ▶︎ 自宅周辺の「地域防災拠点」を確認しておきましょう(オフィス周辺も調べておくのがおすすめ)
シティ読者のリアルVoice
【旅行や観光地に出掛ける際、災害対策・備えはしていますか?】
【「している」人の備えとは?】
●事前に天候や地震の発生状況などを確認している(U.K. /研究・開発)
●位置情報アプリを入れ、外出先の防災速報が届くようにしている(C.T /営業事務)
●ホテルの部屋に着いたら、避難経路をチェックしている(N.S. /営業事務)
●旅先での避難場所を確認し、簡易防災グッズを持つように心がけている(A.T. /総務)
●防寒着やライト、多めの小銭、非常食などをプラスで持っていく(C.N. /営業)
●電化製品のコンセントを全て抜いてから、旅行に出掛ける(T.O. /営業)
●食器棚などの扉が開かないよう固定してから外出する(S.Y. /デザイナー)
【「防災よこはま」を読んでおこう】
冊子「防災よこはま」は、各区役所に置いてあります。横浜市のホームページにも掲載しています。