「未来のガシャポン」は脳で回す!? バンダイの新感覚ガシャポンは“深層心理”までお見通し<取材レポ>

未来のガシャポン「フィーリンガシャポン」 クランクイン!

1977年にバンダイよりスタートしたカプセルトイ事業「ガシャポン」。当時20円の自販機が主流だったカプセルトイ市場に、漫画『キン肉マン』のキャラクターをモチーフにした「キンケシ」にて、異例の100円機で参入し、累計1.8億個を売り上げる大ブームを巻き起こした。そこからブランド47年の歴史の中で、『ウルトラマン』や『ONE PIECE』、『妖怪ウォッチ』など、さまざまな「ガシャポン」を展開し、ワクワク感を届けてきた同社。3月27日(水)からは、ブランド史上最大級の展示・体験イベント「ガシャポンEXPO 2024~ガシャポンの未来を見に行こう!~」を東京・池袋で開催中だ。そんな本イベントには、「未来のガシャポン」として脳で回す&旅行気分を味わえる新感覚のガシャポンが登場する。果たしてどんな“未来”が待ち受けているのか…? 今回クランクイン!トレンドは、そんな「未来のガシャポン」を体験してきた。

■診断結果にドキッ

今回登場したのは、脳で回す「フィーリンガシャポン」と旅行気分を味わえる「「トラベルガシャポン」から成る2種類の“新感覚”ガシャポン。いずれもイベント会場にて無料で体験することができる。

まず「フィーリンガシャポン」は、これまでにない“脳で回すガシャポン”で、「喜び」、「緊張」、「ワクワク」など人間が持っている12種類の感情の内、どんな気持ちを感じているか、ヘッドセット(測定器)を装着した体験者の脳波をリアルタイムでスキャンして分析し、その感情にピッタリ合うAI生成風イラストチャームが手に入るというもの。

脳をイメージした筐体と向き合い、指示に従いながら呼吸を整えて手元のハンドルを回せすと測定がスタート。約30秒で測定と診断を終え、さらにハンドルを“ガシャ”と回すと、今の気持ちにピッタリのガシャポンが入ったカプセルが現れた。せっかくならと気持ちはワクワクしつつも、頭では「不安だな」と考えながら回してみたのだが、何と測定の結果は「面白い」。この状況をワクワクと楽しんでいた自分の深層心理を見抜かれたようでドキっとしてしまった。表面上の感情などお見通しのようだ。

そして、旅行気分を味わえる「トラベルガシャポン」は、刻々と変化する映像に包まれたキューブ型の外観の中に入り、ハンドルを回すと、世界的な観光地や、古代、未来、宇宙空間など、あっと驚く旅先にひとっ飛び! リアリティに富んだ映像に包まれ、時空を超越しながら旅を楽しんでいる気分が味わえる。

筆者が実際に試したところ、思わず「わっ」と声が漏れるほど映像がぐにゃりと歪んだと思えば、まさかの「戦国時代」にタイムスリップしていた。騎馬隊の一員として大地を駆け、最後に旅の思い出が詰まったガシャポンをゲット。開けると中には小さな「騎馬隊グッズ」が。タイムスリップ体験はほんの数秒の出来事なのだが、こうしてグッズとして手元に残ると「また行きたいな」と不思議な名残惜しさを感じた。ちなみにどの時代に行けるかは完全にランダムとのこと。

「キンケシ」から始まったバンダイのガシャポン。飾って遊ぶだけじゃない、未来の“ガシャ”っと体験をぜひとも堪能してみては?

【「ガシャポンEXPO 2024~ガシャポンの未来を見に行こう!~」概要】

日程:3月27日(水)~3月31日(日)

場所:池袋・サンシャインシティ

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