アイスラテ部門最優秀 千厩高生複数入賞 桑わんGPin群馬【一関】

桑わんグランプリin群馬のアレンジドリンク部門で最優秀賞となった「桑アイスラテ」

養蚕校前身をアピール

 桑茶を生かした創作レシピのコンテスト・桑わんグランプリ(GP)in群馬(実行委主催)で、一関市千厩町の県立千厩高校の生徒がアレンジドリンクレシピ部門最優秀賞など複数の入賞を果たした。養蚕学校を前身とする同校の特徴をアピールする成果となった。

 同コンテストは、高崎商科大(群馬県高崎市)経営学科の萩原豪准教授の研究室で実行委を組織し、桑茶の知名度向上などを狙いに開いている。群馬での開催は4回目。今回はオリジナルレシピ部門に18点、初開設のアレンジドリンクレシピ部門に8点の応募があり、審査員5人がレシピと写真を基に審査。2月に入賞計8点が発表された。

 同校は高崎市外から唯一の応募で、生産技術科総合生活分会地域研究班の2年生8人が出品した。アレンジドリンクで最優秀賞に輝いたのは、小川清花さんの「桑アイスラテ」。牛乳に桑茶パウダーを加える簡単レシピで、部門テーマの「桑茶に一工夫を加えた新しい飲み方」に合致し、高い評価を得た。

 同校は県立蚕業学校が前身で、校章にも桑の葉があしらわれている歴史を踏まえ、同科は桑の葉の研究を重ねてきた。同班も取り組みを引き継ぎ、2023年度最後の活動として同コンテストに応募。小川さんは「最優秀賞に選ばれて光栄。これからも桑の良さを伝え、広めるにはどうすればいいか考え、行動していきたい」と話している。

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