小中学校の春休み、全国平均16日間…最長は長野県

2024年の春休み期間の一覧 (c) 学研キッズネット

全国の公立小中学校の2024年の春季休暇期間は、3月23日~4月7日までの16日間がもっとも多いことが2024年3月8日、学研キッズネットの独自調査結果からわかった。春休み期間の最短は千葉県で10日間、最長は長野県で24日間と2倍以上の開きがあった。

春休み期間の調査は、2024年2月20日時点の県庁所在地の都道府県公立小中学校を対象に実施。都道府県のWebサイトに記載がないものは、学研キッズネット編集部が役所に電話、または各校の公式サイトにて独自調査している。一部の都道府県は2023年のデータを参照。修了式翌日から春季休暇とみなし、始まりと終わりが土日祝日にかかる場合は休暇日数に加算。なお、一部同じ都道府県内でも日程が異なる学校がある。

春休み期間が長い都道府県は、1位「長野県」24日間、2位「山形県」23日間、3位「岩手県」20日間。対して、最短の春休みは「千葉県」で10日間だった。全国的にみても3県の春休みが飛びぬけて長く、全国平均は16日間。3月23日~4月7日の期間に設定している都道府県が多いようだ。

2024年は暦の関係もあって、春休みの終了時期はほぼ同じ4月7日で、期間の差は、開始日にあることがわかる。

地域別にみると、北海道・東北地方は、山形県と岩手県が多いが平均は16日間で、山形市は小・中学校により春休みの日程に大きな差があったたという。中部地方もまた長野県が突出している以外は、全国と同じ平均16日間だった。

近畿地方の春休みは、平均15日間で、京都府が4月9日まで、そのほかの府県はすべて4月7日まで。中国地方は平均14日間、四国地方は平均15日間、九州・沖縄地方は平均14日間。

関東地方の春休みは、平均13日間と少し短め。学研キッズネットは「夏休みが全都道府県の中で一番に始まり、期間も42日間と最長だったことが影響しているのかも」と分析している。

春休みは宿題がないという学校も多く、普段できないことに挑戦したり、親子でコミュニケーションをとれる良い機会になる。進学・進級を控え、子供にスマホやタブレットの購入を検討する家庭もあり、すでに持っている場合は、この機会にルールについて話し合うのも良いかもしれない。

学研キッズネットでは、春休みをもっと楽しく過ごすためのアイデアを紹介。季節ごとの工作や遊び、親子で「防災」チャレンジなどの特集記事を掲載している。

川端珠紀

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