「アレ」に続く「アレンパ」へ! 尼崎の商店街で「日本一早いマジック点灯」 阪神ファンら六甲おろし熱唱

マジックナンバー「143」のボードの前で連覇を祈願する商店街関係者=27日午前、尼崎市神田中通3

 29日のプロ野球開幕を前に、兵庫県尼崎市の尼崎中央三丁目商店街で27日、阪神タイガースの連覇を願う「日本一早いマジック点灯」が行われた。公式戦の試合数に合わせ、アーケードにつるされたボードにマジックナンバーとして「143」が掲げられた。

 商店街の振興組合が2002年に始めた恒例行事。この日は商店街の名誉応援団長を務める覆面プロレスラー空牙さんがボードに「マジック143」を貼り付け、「連覇祈願」の書を掲げると、集まった大勢のファンらが「六甲おろし」を熱唱した。

 「アレ」に続く「アレンパ」に向け、振興組合の寺井利一理事長(62)は「昨年の野球をそのまま引き継げば何の心配もない。万が一のことがあってもわれわれは変わらず応援していく」と力強く語った。

 マジックは阪神が勝った翌日に、ボードの前にあるペットショップ「ペットスタイル阪神尼崎店」の尾島晴己店長(59)が減らしている。数字の張り替えを引き受けて10年ほどになるといい、尾島さんは「若い選手が力を出してきているので、戦力は昨年以上。あんまり寒なる前に連覇を決めてくれたらうれしいですね」と期待を寄せた。(地道優樹)

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