富山県の氷見西條男子、春中ハンド優勝 東久留米西に26-24

優勝し、笑顔で記念撮影する氷見西條男子の選手ら=福島県営あづま総合体育館

 能登半島地震の影響で氷見市から福島県に会場を移した第19回春の全国中学生ハンドボール選手権(春中ハンド)の最終日は27日、福島県営あづま総合体育館で男女の決勝を行い、男子は富山県代表の氷見西條が東久留米西(東京)に26-24で競り勝ち、優勝した。氷見西條男子の優勝は日本代表の安平光佑(こうすけ)=氷見市出身=を擁した2015年の第10回大会以来、9年ぶり2度目。県勢の男子優勝は21年の第16回大会を制した氷見北部以来3年ぶり。

 氷見西條は前半、相手の堅守に苦戦したものの、エースの大浦と主将の井上を中心に立て直して13-13で折り返した。後半は一進一退の攻防が続いたが、18分に勝ち越し、逃げ切った。

 この日の男子準決勝で氷見西條はけやき台(茨城)を22-15で破った。女子は東久留米西(東京)が大会初の2連覇を果たした。

 閉会式で、選手は日本ハンドボール協会の藤本元常務理事、福島県ハンドボール協会の遠藤均会長らから賞状や優勝旗などを受け取った。遠藤会長は「白熱した好ゲームばかりだった。能登半島地震の被災地の皆さんに元気や勇気を届けられたと思う」とあいさつした。北日本新聞社後援。

男子決勝 氷見西條-東久留米西 シュートを決める西條の井上

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