トゥールのダニー・ケアリー、トゥールの楽曲の中で最高のサウンドだと自負する2曲を挙げる

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トゥールのドラマー、ダニー・ケアリーは、トゥールの楽曲の中で最高のサウンドだと思う曲はどれかと問われると、1曲にしぼれず、2曲を挙げた。

アメリカ人のYouTuber、Rick Beatoからのインタビューに応じたケアリーは、1996年にリリースしたセカンド・アルバム『Ænima』に収録された「Stinkfist」「Eulogy」の2曲を選んだ。

「僕ら、『Ænima』をリマスターしたところなんだ。“Stinkfist”と“Eulogy”のサウンドはどちらも素晴らしい。様々なことがシンクロしているあの感じ、この2曲は僕のお気に入りの中でも突出してる」

リマスターしたことで、「どれほどいいサウンドか、忘れてた」と、改めて思い知ったそうだ。

ケアリーはまた、このインタビューで、どうやってセットリストを決めるのかと問われると、最終判断はフロントマンのメイナード・ジェームス・キーナンに委ねていると話している。「いまは当然、(2019年リリースの最新アルバム)『Fear Inoculum』の曲を多くプレイしている。最新アルバムは常に最優先だ。昔の曲は、メイナードの声次第だ。彼はもう若くないし、自分の楽器が自分の身体っていうのは、かなり大変なことだよ」

2月中旬に北米ツアーを終えたトゥールは、5月終わりから約1か月半、ヨーロッパでツアーを開催する。

Rick Beatoとのこのインタビューは、トゥールの曲作りやリハーサルの場ともなるケアリーのスタジオで行われた。BeatoのYouTubeチャンネルで公開中の動画でスタジオ内を見ることができる。

Ako Suzuki

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