S&P、あおぞら銀の格付け見通しを「ネガティブ」に変更

Atsuko Aoyama

[東京 27日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは27日、あおぞら銀行の長期発行体格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。収益力の低下、配当の再開による財務改善への影響など、財務柔軟性がさらに低下する可能性を考慮したとしている。米国の商業用不動産市場や金利環境を巡る不確実性は継続するとして、同行の収益をさらに圧迫する可能性があるとも指摘した。

長期発行体格付けは「BBB」、短期発行体格付けは「A-2」にそれぞれ据え置いた。

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