ハマ子育てを応援!/子どもが大人と一緒に地域の課題を解決する「はまっ子未来カンパニープロジェクト」

子育て中の家族を応援する「子育て家族のお役立ち情報」。このコラムでは、“聞いたことはあるけれど実はあまりよく知らない”という横浜市の新しい取り組みをはじめ、公園や施設などの新スポットも紹介していきます。子育て中の“困った”“知りたい”を解決するヒントにしてください。

企業や地域、芸術家などと協力し、171のプロジェクトを実施

出典:リビング横浜Web

緑区東本郷小学校「5年3組究極うまみだしプロジェクト」大学と連携し、オリジナルのだしを開発して地域イベントでの販売も実施。企画力やチャレンジ精神を育んだ

横浜市が取り組む「自分づくり教育」を知っていますか。横浜で学ぶ子どもたちが未来を生きていく力を身につけるための“横浜らしいキャリア教育”のことです。今回はそうした「自分づくり教育」の一環である「はまっ子未来カンパニープロジェクト」について紹介します。

「はまっ子未来カンパニープロジェクト」は、横浜の児童・生徒が企業や地域の人たちと一緒になって、プロや専門家の力を借りながら、社会・地域の課題の解決に取り組むプロジェクトです。自分たちにできることを考え、大人と連携・協働し、大人の姿に学びながら地域課題を解決していくことを目指します。課題は、地域活性、リサイクル、地域防災、SDGs、ごみ問題、フードロス、自然環境、高齢化問題など多岐にわたるのだそう。

学習の中で児童・生徒は、社会参画に対する意識を高めるといいます。社会や集団の中でも自分の役割を意識し、今現在も将来も、ふるさと横浜への貢献を通じて、夢や希望、目標をもてることを大切にしているそうです。

令和5年度には、73校が参加し、171のプロジェクトが実施されました(うち、小学校69校・166のプロジェクト、中学校3校・4のプロジェクト、特別支援学校1のプロジェクト)。こうした取組に約240の企業や地域の人たち、芸術家などが協力し、オリジナルのパンやリサイクルエコバッグの製作といった商品開発および販売、地域でのSDGsを意識したプロジェクト、地域の良さを広報するプロジェクトなどといった地域の課題解決についてのプロジェクトが行われました。

こうした大人たちとの協働は、横浜の子どもたちにとって、自分たちが社会の一員であることを強く実感でき、自分たちの将来をリアルに描くことができる貴重な機会になるのではないでしょうか。

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