小林製薬「紅麹原料」含むサプリメント問題…県内でも健康相談や商品自主回収の動き(静岡県)

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人から健康被害が出ている問題で静岡県内でも健康に関する相談や自主回収の動きがあることがわかりました。

この問題は、小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントを摂取した人から腎臓の疾患などの健康被害や死亡した事例が判明したものです。

県内でも、浜松市の保健所に市内に住む人から電話で「小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを服用期間に医療機関での定期受診で腎機能の低下がみられた」と相談があったということです。

県では、小林製薬が自主回収している商品について直ち摂取を中止することや体に異常がある場合は医療機関を受診するか最寄りの保健所に相談するように呼びかけています。

また、静岡市に本社を置く「シャンソン化粧品」は、小林製薬の紅麹原料を使用した商品の自主回収を行うことを発表しました。対象となる商品は「特撰 十六酢」の賞味期限がことし4月24日以降のもので、シャンソン化粧品によると「健康被害が報告されている製造ロットの紅麹原料は使われていませんが、安心安全を第一に自主回収を行うことにしました」とコメントしています。

© 株式会社静岡第一テレビ