【人気者お別れ】メスのホッキョクグマ「モモ」秋田の動物園へ送る会(浜松市動物園)

浜松市動物園で人気だったメスのホッキョクグマ「モモ」を送る会が開かれました。「モモ」は、26日 繁殖のため秋田県の動物園に移ったということです。

浜松市動物園で飼育されていたメスのホッキョクグマ「モモ」は、現在9歳。体長2メートル20センチ、体重は推定で、250キロもあります。

「モモ」が浜松市動物園へやって来たのは8年前の2016年。繁殖のため、大阪市の動物園に貸し出されていた母親の「バフィン」と親子一緒に帰ってきました。当時1歳で、すでに体重が150キロもあり、母親とワンパクに遊ぶ姿でたちまち人気者になりました。

今回、「モモ」はホッキョクグマの繁殖計画の一環で、秋田県の「男鹿水族館」に移ることに…。3月24日、浜松市動物園で「モモ」を送る会が開かれ雨にもかかわらず多くの来園者が訪れました。

(来園者)

「かわいくていっぱい食べていた」「(お別れするのは)少し悲しい」

(来園者)

「美人さんなので向こう(秋田)に行っても元気でかわいくみんなのアイドルでいてほしいな」「モモちゃん元気でね大好きだよ」

(浜松市動物園・加藤 嵩さん)

「モモの成長を振り返ってこれからも応援よろしくお願いします、というのにつなげようと思ってイベントしました」

「モモ」が姿を見せると来園者は浜松での最後の勇姿をカメラに収めてたりおもちゃのブイにメッセージを書いたりしてエールを送っていました。

(10年間通った女性)

「モモちゃんははっちゃけた子で元気いっぱいで力いっぱい遊ぶところが勇気がある感じがして好きです」「モモちゃんを小さいときからお母さんのバフィンと見ているので遠くに行くのはさみしいけれどお母さんになって元気に暮らしてほしいと思っています」

(浜松市動物園・加藤 嵩さん)

「秋田の男鹿水族館の方々にモモすごい元気で無邪気で、もしかしたら、おもちゃを壊してしまったり施設壊してしまったりしてしまうかもしれないけれど温かい目で迎えていただきたいなと思います」「男鹿のホッキョクグマ同様に愛してほしいなと思います」

「モモ」は26日、男鹿水族館に移り、今後 オスの「豪太」とお見合いする予定です。浜松市動物園には28日、「モモ」に代わり新たにメスの「ユキ」が来園します。

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