イスラエル軍、ガザ地区を爆撃 少なくとも55人死亡

イスラエル軍、ガザ地区を爆撃 少なくとも55人死亡

 【新華社ガザ3月27日】パレスチナの通信社WAFAは26日、イスラエル軍が同日にガザ地区北部と南部の複数地域を爆撃し、少なくとも55人が死亡したと報じた。

 報道によると、北部ガザ市では住宅への空爆で少なくとも30人が死亡、数十人が負傷した。南部ではラファの住宅が早朝に空爆を受け、少なくとも15人が死亡。ハンユニスでも複数の地域が集中的な爆撃を受け、少なくとも10人が死亡した。

 ガザ地区の別の関係者によると、イスラエル軍はガザ市にある地区最大のシファ病院への攻撃を続け、パレスチナ武装勢力と激しく衝突した。死傷者については不明だという。

 パレスチナ・ガザ地区の保健当局が26日に発表したデータによると、過去24時間のイスラエル軍によるガザ地区への攻撃で計81人が死亡、93人が負傷した。昨年10月にパレスチナ・イスラエルの新たな衝突が起きて以降、イスラエルの軍事行動によるガザ地区の死者は3万2400人以上、負傷者は7万4千人を超えている。

 国連安全保障理事会は25日、長期的で持続的な停戦につながるイスラム教のラマダン(断食月)期間中のガザ地区での即時停戦を求める決議第2728号を採択した。(記者/柳偉建)

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