琉球銀行 多様な悩み寄り添う姿勢で 健康サポート室を核に施策[PR・国際女性デー×Step with You]br /br /br /

 琉球銀行(那覇市、川上康頭取)の本店内にある健康サポート室。2018年に医務室から名称を変更し、保健師4人とヘルスキーパー(企業内理療師)の5人体制で全職員の心身の健康を支援し、健康経営の基盤を支える。

 同行は従来より保健師とヘルスキーパーが支店を巡回、職員の健康相談およびマッサージやストレッチ指導を行っていたことに加え、健康経営宣言のもと、22年には那覇市壺川の健保会館内に運動施設「RAISE GYM(レイズジム)」を開設し、運動指導や筋トレなどのプログラムを提供。さらに、23年には専門講師によるヨガや筋トレの講習会を支店で開催するなど、組織全体の健康力の底上げに力を入れる。

 同時に、職員の約半数が女性であり、女性活躍推進企業に付与される「えるぼし認定」を取得するなど女性活躍にも積極的に取り組んできた。女性職員の心身の健康には、PMS(月経前症候群)や更年期、不妊治療、育児・介護等との両立など、幅広い事柄がかかわる。健康サポート室スタッフはさまざまな内容の相談に耳を傾け、適切なアドバイスや、情報提供で支援している。

 女性が健康で働きやすい環境づくりは、男性の家事・育児への参加が鍵を握る。同行では男性職員の育児休業取得者が増えてきているといい、保健師の渡口るみさんは「育児を経験した男性が同僚女性に配慮するきっかけになってほしい。周囲の理解や協力で女性が働き続けられる環境を作ることもできる」と期待した。

健康サポート室スタッフ。(左から)ヘルスキーパー(企業内理療師)の古謝元尚さん、保健師の城間菜緒さん、普久原阿津子さん、幸地加奈子さん、渡口るみさん=那覇市東町

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