沖縄食糧 女性社員の力で商品と企業の魅力向上 [商品で応援!]mycucuru(米くくる)開発【PR・国際女性デー×Step with You】br /br /

 沖縄食糧(浦添市、中村徹社長)で女性社員5人のチームが開発した、米ぬかや黒米を原料にしたスキンケア商品「mycucuru(米くくる)」。2022年に発売、23年には地域資源を生かした優れた美容アイテムを選ぶ「ジャパンメイド・ビューティアワード」で審査員賞に輝き注目されている。女性の力を生かす新事業は、企業イメージ向上にも貢献している。

 始まりは品質管理部の山城真知子さん(34)の提案。従業員95人のうち女性は9人で、営業部の伊佐隼人部長代理は「女性からの新商品提案は初めてで、ぜひ成功させたいと各部署から女性社員を選抜しチームを作りバックアップすることになった。新規取引先への営業や、売り場のメンテナンスなどもチーム5人で行っている」と説明。「お米を買う機会は女性の方が多い。商品づくりや売り場づくり、販売方法に女性目線を生かすのは買い手にとっての魅力を高めるのでは」と女性活躍を歓迎する。

 宮平清美さん(46)は「商品化はスタート。次はいかに手に取ってもらうかが勝負」と意気込む。仲本香さん(44)は「誰でも知っている商品として認知度を上げたい」。川平いずみさん(47)は「商品の種類を増やしてライン使いできるようになれば」。田幸亜樹子さん(47)も「スキンケアを一通りそろえたい」と話す。山城さんは商品の成長の向こうに「お米を身近に感じられる、お米のよさをPRできる場を増やしたい」と夢を描く。挑戦は続く。

「mycucuru(米くくる)」開発の女性チーム。(左から)田幸亜樹子さん、山城真知子さん、仲本香さん、川平いずみさん、宮平清美さん=浦添市勢理客

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