Atsuko Aoyama
［東京 ２７日 ロイター］ - 焼津水産化学工業は２７日、いなば食品（静岡市）が１００％所有するＪｕｍｐ Ｌｉｆｅが実施していた株式公開買い付け（ＴＯＢ）が成立したと発表した。今後は一連の手続きを経て、焼津水を非公開化することを予定する。
焼津水に対しては、昨年１０月に投資事業を手掛けるＪ－ＳＴＡＲの関連会社ＹＪホールディングスが実施していたＴＯＢが不成立となった。投資会社によるＴＯＢ開始後に旧村上ファンド系の南青山不動産が焼津水株を買い増ししたほか、シンガポールの３Ｄインベスト・パートナーズによる大量保有も判明。３Ｄは、いなば食品によるＴＯＢ開始後も株式を買い進め、議決権比率で１３．８１％まで買い増していた。
