能登半島地震で被災 石川県の高校球児を仙台育英が招待 合同で練習

仙台育英高校の硬式野球部が、能登半島地震で被害を受けた石川県の2つの高校を宮城県に招き、合同練習などを行いました。

「飯田高校、輪島高校のみなさん、共に乗り越えましょう」

午後1時半すぎ、仙台育英多賀城キャンパスに石川県の飯田高校(珠洲市)と輪島高校の球児が到着しました。

2校は、能登半島地震でグラウンドが地割れするなどして、今も十分な練習ができない環境にあります。

仙台育英の須江監督は東日本大震災があった2011年、系列の秀光中学校野球部監督だった当時、石川県に招かれました。その恩返しとして練習場所を提供したいと2校を招待しました。

仙台育英湯浅桜翼選手「短い時間ではありますが、皆さんと笑顔あふれる素敵な思い出作りを一緒にしていきましょう」

まずはレクリエーションです。1つのボードに何人乗れるかというゲームで交流を深めました。

グラウンドでは、仙台育英の選手が手伝いながら、ノック練習です。石川県の球児たちは、のびのびと野球を楽しんでいる様子でした。

輪島高校平匠選手「仙台育英の方々とてもうまいので学ぶところも色々あって、ノックも久しぶりにできてとても楽しいです」

2校の球児は29日まで滞在し、28日は仙台育英と練習試合を行います。

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