ファン・ジョンウム、離婚発表後初めて報道陣の前に…新ドラマ「7人の復活」記者会見で心境明かす

ドラマ「7人の復活」が、新たな面白さを届ける。

本日(27日)午後、ソウル木洞(モクトン)のSBSホールで新金土ドラマ「7人の復活」の制作発表会が行われ、オム・ギジュン、ファン・ジョンウム、イ・ジュン、イ・ユビ、シン・ウンギョン、ユン・ジョンフン、チョ・ユニ、CNBLUEのイ・ジョンシン、オ・ジュンヒョク監督が出席した。

同作は、昨年9月に韓国で放送された「7人の脱出」のシーズン2で、リセットされた復讐のステージで生まれ変わった7人の凄絶で強い協力関係を描く。

この日、オ・ジュンヒョク監督は「前シーズンとの違いは、シーズン1がビルドアップだったとすれば、シーズン2では様々な罪を犯した人々が凄絶に断罪を受ける痛快な展開を見ることが出来る。イライラしていた部分が解消できるように演出した。また、シーズン2にはキャラクターそれぞれの感情にポイントを置いた。各キャラクターの心理についていけば、もっと楽しめると思う」と見どころを伝えた。

特に、前シーズンで視聴者が不満に思っていたイライラするような要素を補完したとし、「今シーズンは『辛口』だ」と自信を示した。

離婚発表後、初めての公の場に出席したファン・ジョンウムは「約2年ほど準備して撮影する期間があった。全ての情熱を注ぎ込んだ『7人の復活』の公開を控え、プライベートなことで俳優とスタッフの皆さんに被害が及ぶのではないかと申し訳ない気持ちがあった。この場を借りてコメントしたい」とし、「演技は演技であり、プライベートなことはプライベートなことにすぎない。どんなことがあっても、私たち俳優たちは本来の仕事に集中しなければならない。一緒に考えてはいないし、本業に一生懸命に集中し、無事に(撮影を)終えることができた」と伝えた。

続けて「こんなに強烈な悪役は初めてだ。シーズン1の際、監督のディレクションが“強い将軍のような女性”だったが、シーズン2ではストーリーに従って変わった雰囲気を感じることができると思う。悪役を演じながら約1年8ヶ月間、大声で叫んできた。そのおかげで、腹式呼吸もできるようになり、発声も良くなった。シーズン2ではもっとナチュラルな演技をお見せできると思う」と話した。

劇中、母性愛が感じられない悪毒なクム・ラヒを演じるファン・ジョンウムは「私は本当に自分のことしか知らない個人的な人間だったが、子供を産んでから変わった。世の中を異なる視線で見ることができるようにしてくれた2人の息子に、本当に感謝している。なので、ラヒというキャラクターを理解するまで時間がかかったような気がする」と、苦悩を打ち明けた。

イ・ユビも「(前シーズンでも)感情を表現するシーンが多かったが、、今シーズンはもっと多かった。実際、現場に行って先輩たちの良いエネルギーについて行ったら、感情が自然と出てきた。変わった点は、最近『目つきがキツくなった』と言われた。昨日撮影が終わったので、また戻るのではないかと思う」と冗談を言った。

久しぶりに公式の場に出たシン・ウンギョンは「以前は自分の役にあまり自信がなかったような気がする。今回は自信を持ってもいいような気がして挨拶することになった」とし「脚本家のキム・スノク先生とは、これまでに3作も共にした。『皇后の品格』の時もシーンごとに驚いた。どうすればこのようにユニークなことが考えられるのかと不思議に思う。キム・スノク先生は俳優が気楽に演じることができるように、余地を多く残す方だ。ハードで俳優が動ける余地のない台本ではなく、自由に演じることができるように機会を与えてくださるので、演じる側としては面白くて楽しかった。常に考えて研究するようになる。次の作品ではどのような展開を披露するのか、楽しみだ」と話した。

チョ・ユニは「シーズン1の制作発表会の際、悪役が面白くて一生悪役だけを演じたいと話していたが、引き続き演じてみたら、(自分とは)合わないような気がしてきた。心理的にきつい。これからはまた善良なキャラクターを演じたい(笑)。子供に対する母性愛が強くて、子供を守るために孤軍奮闘する。見せかけの夫婦ではあるが、夫ができてとても嬉しかった。ユン・ジョンフンとは偽物だが、家庭を築いて多くの事件が起きるので、最後まで見守ってほしい」と明かした。

ファン・チャンソン役を演じるイ・ジョンシンは、同名である2PMのチャンソンとのエピソードがあるのかという質問に「僕も初めて名前を見て2PMのチャンソン先輩を思い浮かべた。個人的に連絡する仲ではないが、願いがあるとすれば、このドラマが放送される間は『7人の復活』のファン・チャンソンのほうがもっと有名になってほしい」と抱負を明かした。

前シーズンで善良な役でスタートしたオム・ギジュンは「僕は本当に良い役だと思っていた。こんなのはいつぶりかと思って一生懸命に撮影したのに、ある日突然『あなたが黒幕だ』と言われた。青天の霹靂のようだった(笑)。どのようにすべてのキャラクターとの違いを見せるかを悩んだ」とし「シーズン2は完璧な悪役だ」と断言した。

最強の悪役を尋ねられると、イ・ユビ、イ・ジュン、ファン・ジョンウム、チョ・ユニは口を揃えて「マシュー・リー(オム・ギジュン)だ」と答えた。オム・ギジュンもマシュー・リーを選んだ。シン・ウンギョンはクム・ラヒ(ファン・ジョンウム)、イ・ジョンシンはハン・モネ(イ・ユビ)を選んだ。ユン・ジョンフンは「オ・ジュンヒョク監督だ」と答え、笑いを誘った。

これに対し、オム・ギジュンは「良いキャラクターより、コメディーに対する欲がある。僕が出演した作品の8割は悪役だったような気がする。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)を通じてデビューしたので、コミカルな演技を再びやってみたい」と伝えた。

最後にオ・ジュンヒョク監督は「最近、エンディングシーンを撮影しながら、この業界の言葉で“1人ずつしっかり見送った”。どこで、どのようにそれが盛り込まれているのかが、見どころになると思う。まるで総合ギフトセットのような作品だ。皆が努力を惜しまずに頑張ってくれただけに、たくさん期待してほしい」と話した。オム・ギジュンは「今回は何人が死ぬのでしょうか?」という愉快な質問で好奇心をくすぐった。

SBS金土ドラマ「7人の復活」は、韓国で今月29日より放送がスタートする。

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