雨宮天 「10年分の思いと表現を詰め込んだ」ニューアルバム『Ten to Bluer』に込めた想い!

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
3月23日のゲストは雨宮天さん!
ニューアルバム『Ten to Bluer』について伺いました。

3年半ぶり4枚目のオリジナルアルバム『Ten to Bluer』。タイトルは雨宮さんが考えました。「10周年を記念するアルバムなので、私らしさを見つけて、より青くなっていくぞという思い。私はファンのことを“青き民”と呼んでいて、英語にすると“Bluer”かなと思いまして。私から“青き民”への感謝の気持ちを込めた1枚という、ふたつの意味になっております」

アルバムは全部で11曲を収録。選曲の基準は「どうやって10周年の感謝を伝えるか。感謝で終わるのはよくないなと思うので、挑戦していくぞっていう意気込み。感謝と意気込みの両方を込めようと思って選びましたね」

新曲は6曲。リード曲は『JACKPOT JOKER』です。「ジャジーな要素の大人っぽい曲は今までも出していたので変化をつけたいと思って。色気も意識しながら、自由奔放、カッコつけて決めるよりは、こちょこちょとくすぐる、いたずらっ子みたいなキャラクターを意識しました」

MVにも活かされているキャラクター設定も雨宮さんのアイデアでした。「かっこつけて大人っぽく歌うつもりだったんですけど、そうするとMVも今まで出した楽曲にちょっと似ちゃうかなって。新しいアプローチはないかなと思って出てきたのが、自由奔放ないたずらっ子。10年やってきても新しい私が見せられる映像にもなるし、歌い方も新しく変えられるなってレコーディング1時間前に閃いたんです!」

MVには雨宮さんのこだわりと、ある仕掛けが隠されています。「今回はクソガキ感を意識して(笑)。髪型は面白いツインテールにしてもらったり、ストーリー仕立てになっていて、館の謎の女主人みたいな2つの私の姿でやらせて頂きましたね。いまyoutubeに公開されているのをひとつのエンディングとした時に、Blu-rayに収録したMVは違うものになっているんです!全然違うエンディングでストーリーの解釈も変わってくるというか、多分ゾクっとしてもらえると思います」

『JACKPOT JOKER』の別のエンディングが見られるBlu-rayは【完全生産限定盤】と【初回生産限定盤】付属。【完全生産限定盤】は安元さんが見破ったように10周年にかけてお重仕様。白石さんと双璧かもしれない雨宮さんのイラストが入ったカレンダーなど、グッズ満載となっているので是非!

そしてアルバムの最後に収録した『Dear Blue』、ナント「ふぁんも」で初解禁して頂きました!「私が作詞作曲してファンのみなさん“青き民”への手紙のような。いつもいろんなメッセージ、手紙、うれしい言葉を頂くばかりなので、私から青き民への返信のお手紙ということで『Dear Blue』というタイトルにした楽曲です。今まであったファンとのエピソード、もらってうれしかったメッセージ、励まされた思い出とかを1個1個メモ帳に書き出して。たくさんの思い出をもらったみなさんに何を返したいかなっていう言葉をメモ帳に書いて、そこから作詞をした、本当に『Dear Blue』という思いを込めた曲ですね」

もう1曲、雨宮さんが作詞作曲されたのが『風燭のイデア』です。「今後どんな曲を作って欲しい?どんなことを歌って欲しいみたいな質問をすると必ず“和ロック”という答えが誰かしらから返ってくるっていうのが繰り返されて。じゃあ作りましょうって!どういうふうにしたら和ロックになるのか、和の音階から勉強して作りました。言葉の選び方も難しくて百人一首を読み込みました。アタックや音、リズムの感じを意識した、今までにない歌い方で挑戦でしたね」

5月からはライブツアーがスタートする雨宮天さん。ニューアルバム『Ten to Bluer』は雨宮天さんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「10年分の思いと、10年で獲得してきた表現の引き出しを詰め込んだ、ギッチギチのタンスのようなアルバムになったと思います」

© 株式会社文化放送