「持ち家」さえあれば、老後の住まいは安心?「不安を感じる理由」は?

持ち家さえ買ってしまえば老後は安心なのか?

株式会社AlbaLinkが2023年に実施した「老後の住まいに関する意識調査」によると「老後の住まいに不安はあるか」という質問に対して、持ち家に住んでいる人の38%が「かなりある」60.9%の人が「少しある」と答えています。「不安はほとんどない」「全くない」と答えた人はわずか1.1%です。

一方、賃貸物件に住んでいる人の場合は49.3%が「かなりある」48.4%が「少しある」と答えたということです。こちらも「不安はほとんどない」「全くない」と答えた人の割合は2.3%と、わずかでした。

このように、持ち家があるかないかに関係なく、多くの人が老後の住まいについて心配を抱えていることが分かります。

マイホームがあっても不安に感じる理由とは?

持ち家に住んでいる人がなぜ老後の住まいに不安を感じているのか、その理由として最も多かった答えが「維持管理が大変」というものでした。

家が古くなってくると外壁の修繕やリフォームなどが必要になることも多いため、そのための費用を用意できるのか、庭の管理や雪かきなどができる体力があるかなど、不安になることも増えてきます。

次に多い理由が「住めなくなった際の手続き」に関することです。

老後、別の場所に住みたいと思うようになったり、暮らしにくさを感じたりした場合は、家を売却したり賃貸に出したりすることも考えなければなりません。空き家のまま放置すると固定資産税がかかるだけでなく、維持管理のための労力も必要です。

その点は、比較的簡単に引っ越せる賃貸物件であれば気が楽なのかもしれません。

また、マイホーム購入時に住宅ローンを組んでいる人は「住宅ローンを完済できるか」が不安といった問題もあるようです。

特に、定年後もローンの返済が続く場合は、金銭的な不安が大きいでしょう。高齢になると突然の病気やけがなどの入院で働けなくなることも考えられます。収入が途絶えてしまったとき、年金だけで住宅ローンを返していけるのかは深刻な悩みといえるでしょう。

マイホームがあっても老後の心配は尽きない

「老後の持ち家・賃貸に関する不安」についてのアンケート調査の結果、持ち家の有無にかかわらずほとんどの人が「老後の住まいに関して不安がある」と答えていることが分かりました。

高齢になると家の維持管理やローンの返済に対して自信がなくなる人も多く、また「住み替えを希望することになった場合に手間がかかるのではないか」という不安もあるでしょう。持ち家があっても、お金の悩みは尽きないようです。

出典

株式会社AlbaLink 老後の住まいに関する意識調査(PRTIMES)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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