養護学校職員が女性スカート内を相次ぎ盗撮 「ストレス解消のため」停職処分受け退職

滋賀県庁

 滋賀県教育委員会は27日、女性のスカートの中を盗撮したとして、県立八日市養護学校(東近江市)の男性職員(29)を停職3カ月の懲戒処分にした。男性は同日付で退職した。

 県教委によると、男性は昨年9月2日に草津市内のショッピングセンターで、今年2月13日には近江鉄道の車内で、女性のスカートの中をスマートフォンで動画撮影したという。

 2月15日に「(同日に)警察から取り調べを受けた」と本人から学校長に申告があって発覚。県教委の聞き取りに対し「生活でストレスがあり、その解消のために行った。被害者に精神的な苦痛を与えて深く反省している」と認めているという。

 男性は昨年6月から同校で会計年度任用職員として勤務し、児童生徒の食事や着替えなどの介助を担当。学校側は今月27日、保護者に事実関係を説明するメールを送ったという。

 県教委はまた、市町立小中学校などで任用している臨時教職員の社会保険料について、本人負担分として県教委が立て替え、後に預かった2019年4、5月分の約333万円を県予算に戻す手続きを行っていなかった、と発表した。これとは別に、臨時教職員31人分の社会保険料約181万円を誤って控除し、還付できていなかったことも明らかにした。

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