情報オリンピック日本委員会は2024年3月25日、エジプトで9月開催予定の第36回「国際情報オリンピック（IOI2024）」と、オランダで7月開催予定の第4回「ヨーロッパ女子情報オリンピック（EGOI2024）」の日本代表選手を発表した。
国際情報オリンピック（IOI）は、世界の約80の国・地域から高校3年に相当する学年以下を対象とした数理情報科学の能力を競う智の競技会。現実の問題をモデルにした与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、それをプログラムとして適切に実装することが求められる。
第36回「国際情報オリンピック」の日本代表選手は、灘高校2年の尼丁祥伍さん、筑波大学附属駒場高校1年の太田克樹さん、同校2年の林涼太郎さん、神奈川大学附属中学校2年の平澤由埜さんの4人（氏名は五十音順、学年は2024年3月現在）に決定。
日本は、2022年第34回大会、2023年第35回大会と2年連続で代表選手4人全員が金メダルを獲得するという快挙を成し遂げており、今大会にも期待が寄せられる。第36回国際情報オリンピックの開催地はエジプト・アレクサンドリアで、2024年9月1日～9月8日に開催予定。
また、高校3年に相当する学年以下の女子生徒を対象としたプログラミングコンテスト「第4回ヨーロッパ女子情報オリンピック」の代表選手は、Rugby School高2生の植田奈々子さん、東京都立新宿山吹高校1年の志村瑛美さん、洛南高校附属中学校2年の籏智里奈さん、北海道札幌南高校2年の藤居星さんに決定した（氏名は五十音順、学年は2024年3月現在）。
日本は第1回から参加し、2023年に開かれた第3回大会で初の全員メダル獲得を達成している。第4回ヨーロッパ女子情報オリンピックは2024年7月21日～7月27日、オランダ・フェルトホーフェンで開催予定だ。
川端珠紀
