幕末開国の悲劇のヒロイン「お吉」しのび供養祭 17歳の時、アメリカ初代領事ハリスに仕える=静岡・下田市

幕末開国の悲劇のヒロイン「お吉」を供養する「お吉祭り」が、命日にあたる3月27日、静岡県下田市で行われました。

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お吉こと「斎藤きち」は17歳の時、幕府の命を受けアメリカの初代領事ハリスに仕えたことから「唐人お吉」と非難され、川に身を投げて生涯を閉じたとされます。

下田市では、悲しい運命をたどった「お吉」をしのび、毎年、法要が行われています。お吉が身を投げた場所とされる川沿いでは、芸者だったお吉の後輩や観光関係者が集まり、読経が流れる中、切り花を投げ入れ夫婦に見立てた鯉を放流しました。

法要が終わった後も、お吉を弔うお堂では、多くの人が祈りを捧げていました。

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