相生市沿岸のアサリから規制値超える貝毒 25日以降出荷分は回収完了

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 兵庫県は27日、同県相生市沿岸のアサリから規制値を超えるまひ性貝毒を検出したと発表した。業者に出荷の自主規制を求め、25日以降に出荷した分の回収は完了した。県は播磨灘の漁業者に注意を促し、海岸で二枚貝を採取しても食べないよう呼びかけている。

 県内で今年、規制値超えの貝毒が検出されたのは初めて。今後、検査で規制値以下が3回連続で確認されれば、規制は解除される。

 貝毒は有毒プランクトンが原因で二枚貝に発生する。加熱、冷凍しても毒性は弱まらず、大量に食べると手足がしびれ、呼吸不全で死ぬこともあるという。(三宅晃貴)

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