病院駐車場で"アクセルとブレーキ踏み間違え"親子死傷…78歳男 起訴内容認める 検察「運転の不十分さを感じながら続けた」禁錮1年8か月求刑 北海道

2023年10月、北海道釧路市で4歳の女の子が乗用車にはねられ死亡した事故で、過失運転致死傷の罪に問われている男の初公判が3月27日釧路地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。起訴状などによりますと、北海道根室市の無職・熊谷勉被告(78)は2023年10月、市立釧路総合病院の駐車場でブレーキとアクセルを踏み間違えて親子2人をはねた上、バックして4歳の女の子をひいて死亡させたほか、母親にもケガをさせた過失運転致死傷の罪に問われています。

親子2人が死傷した病院駐車場

3月27日釧路地裁で開かれた初公判で熊谷被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、事故当時は「気が動転してパニックになった」などと話しました。裁判は即日結審し、検察側は「被告は自身の運転が不十分になっていることを感じていたのに運転を続けたもので、同情すべき余地はない」として、禁錮1年8か月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。判決は4月10日に言い渡されます。

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